ウマ娘season2 第8話感想・考察

サムネイル引用:TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

お疲れ様です、賽目です。
今週もウマ娘2期の感想と考察を綴っていきます!

※今後の史実的なネタバレを含みます。

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8話の全体的な感想

先週に引き続きライスシャワーの主役回。メジロマックイーンの3連覇を阻んだ天皇賞春がじっくり描かれていましたね。
今回特に秀逸だったのは、ライスシャワーとミホノブルボンの描写。なんだかミホノブルボンに対して、ライスシャワー陣営の方々や的場騎手を重ねて観てしまいました

今週も涙なしでは観られない神回でした。本当にありがとうございました!!!

史実考察・感想

0:11~「練習に復帰したライスシャワー」

ミホノブルボンの想いを胸に、再び走る決意をしたライスシャワー。
マックイーンもライスが走る気になって嬉しそうなのが良いですね。

1:58~「特殊OP」

ライスシャワーかっこええ……!!
この演出は2012年のJRACM『THE WINNER』のオマージュですね。

8話でのライスシャワーの演出を見たファンから「シンデレラグレイみたい(訳:表情が格好良すぎる)」という反応が多かったので、シングレの作者である久住太陽先生が「こっちかてプリティやろがい!」と反論されてましたね(笑)。

2:45~「昨日の皐月賞観た?」

時代設定は1993年。クラシック戦線では「ビワハヤヒデ」「ナリタタイシン」「ウイニングチケット」がしのぎを削っています。
既にOVAを視聴された方はご存知だと思いますが、この3人は「BNW」と呼ばれ、結果的にクラシックを1冠ずつ分け合うことになります。

ちなみにナリタタイシンの皐月賞は、鞍上の武豊さんが神騎乗を炸裂させた好レースなのでぜひ一度ご覧ください。

3:18~「特別練習を重ねるライス」

トレセンから離れて一人猛練習を重ねるライスシャワー。この「猛練習」は史実通りです。
ライスシャワー陣営は、春天でメジロマックイーンに勝つために過酷な調教を重ねていったのです。その調教内容は、周囲から「やりすぎだ」「馬が壊れる」と言われるほどでした。

4:07~「変なモノ食べたのかな。蜘蛛とか」

これも史実ネタ。マチカネタンホイザは有馬記念の前に蜘蛛を食べて蕁麻疹を起こし、レースを回避したという逸話があります。

4:28~「ヒシアマ姐さんが描いた地図」

地図の雑さよりも、一切脈絡のない「タイマン」の文字が気になる( ˙꒳​˙ )

6:44~「自分を追い込むライスシャワー」

何かが宿り始めましたねえ……

7:19~「順調なマチカネタンホイザ」

タンホイザはここまで重賞2連勝(ダイヤモンドS・目黒記念)と好調。天皇賞春本番でも3番人気に推されました。
「ライスシャワーには1回勝ってる」と言うターボに対して、ネイチャが「もっと勝ってる」と突っ込んでいますが、現時点でタンホイザがライスに勝ったレースは以下の通り。

  • 93年目黒記念(G2)
  • 92年NHK杯(G2)
  • 92年皐月賞(G1)
  • ただ、ライスもタンホイザに3回ほど勝っています(菊花賞・日本ダービー・スプリングS)。こう見ると良いライバル関係ですね。

    7:39~「パーマーしか勝たん」

    かわいい。
    ちょっと別件ですが、23日放送の「ぱかライブTV」で爆逃げコンビの声優さん(のぐちゆりさん・山根綺さん)が、いつものノリを再現してくれていて面白かった!
    →アーカイブはこちら

    8:17~「仲良くなっているモブ兄さんたち」

    ほほえましい。この2人良い人たちだから好き。

    9:08~「マックイーン、ダントツ一番人気!」

    マックイーンの実際の単勝オッズは1.6倍。怪我明けの大阪杯(7話冒頭)を楽勝したこと、史上初の3連覇が懸っていることが相まっての人気でした。
    実際はライスシャワーやマチカネタンホイザも有力視されていたため、やはりマックイーンの3連覇への期待値は大きかったのでしょう。

    10:08~「イクディス、マチタン!」

    この前までイクタスだったはず……( ˙꒳​˙ )

    10:42~「鬼が宿ったライスシャワー」

    ここの表現どうするんだろうなあと思っていましたが、がっつり再現してきましたね。これも史実通りです。
    ライスシャワーは春天前の過酷な調教に耐え、凄まじい気迫とオーラを放つ馬へと変貌を遂げていたのです。

    この時ライスシャワーに跨った的場均騎手は、ライスの様子をこう振り返っています。

    なにか猛獣というか、すごい生命体というか、そばに近づいたときから、火でも吹かれるんじゃないかって、そんな恐ろしいような雰囲気がありましたが、乗ったらもう、馬じゃない別の生き物でしたよ。これで下手に怒らせたら、指や足を食いちぎられるんじゃないかと思ったぐらい

    ですので、この演出は大袈裟でも何でもなく「馬じゃない別の生き物」と言わしめるほどの気迫を再現したものなんですね。

    11:22~「三連覇なんて気にするなよ!」

    これも小ネタ。ゴールドシップは宝塚記念3連覇が懸ったレースにおいて、ゲート内で立ち上がり出遅れ大敗というやらかしをしているのです。

    11:34~「ゲートに入らないマックイーン」

    この時のマックイーンは珍しくゲート入りを嫌いました。
    基本的にはすんなり入る馬なのですが、本当にライスシャワーの雰囲気に気圧されていたのかもしれませんね。

    12:54~「ソウダ!キニシチャダメダ!」

    トウカイテイオーはメジロパーマーやダイタクヘリオスの逃げ馬コンビに翻弄された経験があります。

    13:09~「マックイーンをマークするライス」

    実際のレースでも、ライスシャワーはメジロマックイーンを完全マーク。第3コーナーでマックイーンが仕掛けた時に、「絶対に逃がさない」と言わんばかりの追走をしてくるライスシャワーが鳥肌モノでカッコイイんですよ……!!!

    13:30~「グラスワンダーに似ている走り」

    スペシャルウィークが「グラスちゃんに似ている」と発言していますが、それはこの2人(頭)の鞍上が同じ的場騎手だから
    グラスワンダーの宝塚記念でも、今回の天皇賞春でも、的場騎手は相手をただ1頭に定めて徹底的にマークする戦法を取ったのです。こういった経緯から「ヒットマン」「マーク屋」などの異名で呼ばれることもありました。

    14:55~「ライスシャワーが上がってきた!」

    ここですよここ!実際のレースでもゾクゾクするのでぜひ。

    15:16~「行け、ライス」

    ブルボンが顔を歪めて応援しているのが泣ける。

    16:07~「ライスは……ヒールじゃない……」

    ヒーローだ……!!!

    菊花賞の客席がフラッシュバックするも、それを振り払うライスシャワー。
    嫌われても良い。いや、嫌われてなんかいない。自分には応援してくれる人がいるのだから。
    覚悟を決め、必死の形相で抜け出すライスを見て涙腺が崩壊しました。

    17:07「ライスもターボが倒す」

    ネタっぽいですが、次走のオールカマーで本当にライスを下して優勝します。

    17:16「レコードタイム3.17.1」

    この時のライスはマックイーンに2馬身差を付け、レコードタイムを更新する圧勝。
    ちなみに現在の京都3200mのレコードホルダーは、客席にいるキタサンブラック。タイムは3:12.5。

    17:33~「またも静まり返る客席」

    今回の天皇賞春でも、菊花賞同様「ヒール」としての烙印を押されてしまいます。
    ただ、菊花賞とは少し違って、ライス自身も有力視されていたため、スタンドへ戻るときにはちゃんとライスへの歓声や拍手がありました
    どちらかというと、低迷期に入ってからなんですよね。この春天の内容が批判されはじめるのは。

    18:07~「ライバルたちからの拍手」

    なので構図を分かりやすくするために、この時のライスへの祝福はこういった形で表したのかなと思っています。

    18:56~「優勝おめでとう」

    ここのブルボンとライスのやりとり、涙なしでは見られませんね。なんか、的場さんとライスが喋れたら同じようなこと言うだろうなって。

    でもいつか、これが歓喜と祝福の声になる日が必ず来ます
    2年後、本当に来るんですよ。低迷期から復活し、天皇賞の格を守った95年の天皇賞春で。

    19:39~「首元をなでるブルボン」

    おそらくこのシーンは、的場騎手が実際にライスシャワーの首元をなでたことが元になっていると思われます。
    的場さんは、大きなレースで勝っても決してガッツポーズや派手な演出をせず、そっと馬をいたわるような仕草をされる騎手だったんです。

    これは、「自分が勝ったのではなく、馬が勝たせてくれた」「自分だけでなく、関係者全員で掴んだ勝利」という想いを大切にされていたから。
    「一番大変なのは馬自身」と話し、レース後には騎乗した馬の馬房へ行って毎回無事を確かめていたほど、競馬や馬に対して誠実な騎手だったそうです。

    20:20~「持ってけ」

    イケメン。

    20:38~「メジロマックイーンとイクノディクタス」

    実はこの2人、史実だと夫婦です。まあ夫婦というか、交配相手ですね。
    2頭の子どもはイクノディクタスにとっては初仔で、名前は「キソジクイーン 」。

    22:14~「宝塚記念で激突」

    この両者は、実際の93年宝塚記念で激突しています。最後のテイオーの台詞を聞くと、「もしかしてテイオーも参加する?」と勘ぐってしまいますね。

    ところで、「次の宝塚記念でライスシャワーが予後不良になる」というコメントがわりと見られるのですが、次の宝塚記念はライスシャワーが予後不良になった宝塚記念とは別物ですのでご注意ください。
    ライスの最後のレースになってしまった宝塚記念は、ここから2年後です。

    個人的に、このような勘違いが起きる要因のひとつは、ライスの物語において「ヒール」や「死」といった印象があまりにも強いからだと思っています。
    それに対して「かわいそう」という強い感情が湧くのも分かります。ただ、本当にライスを慈しむ気持ちがあるのだとしたら、それ以外の要素にも目を向けてみてほしいです。
    僕は年代的にリアルタイムでライスシャワーを見ていたわけではありませんが、この馬の本質は「ヒール」や「死」といった要素ではないと感じています。

    死を美化するばかりではなく、その馬の強さや美しさについても触れてくれたら嬉しいです。という史実派のひとりごとでしたm(__)m

    1 COMMENT

    ナナシ

    最後の締めの言葉、とても良いですね。
    確かに壮絶な詩ではありましたが、自分もライスシャワーがどんな生き方をしたのか、そこにこそドラマがあるのだなと思います。

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