サムネイル引用:TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト
お疲れ様です、賽目です。
今週もウマ娘2期の感想と考察を綴っていきます!
※今後の史実的なネタバレを含みます。

目次
- 7話の全体的な感想
- 史実考察・感想
- 0:00~「マックイーンの復帰戦」
- 0:27~「なんでライスシャワーなんだよ」
- 2:29~「祝福の名前」
- 2:33~「菊花賞の上がり3Fタイムは……」
- 3:38~「ライスに勝ったタンホイザ」
- 3:48~「ウェーイ!!」
- 4:11~「秋の天皇賞は逃げ切れなかったけど……」
- 4:57~「黒い刺客」
- 5:20~「天皇賞は出ません……」
- 5:41~「意気消沈するファンたち」
- 6:04~「ウオスカのガヤ」
- 7:08~「ところで天皇賞のことで」
- 7:18~「前屈ができないライス」
- 7:44~「しょうがないですねえ」
- 8:05~「だめでした」
- 9:53~「ライスシャワーの名前の由来」
- 12:59~「菊花賞後のミホノブルボン」
- 13:39~「一般出勤フクキタル」
- 14:13~「無敗二冠馬同士の会話」
- 15:23~「四の五の言わずに走りなさい!」
- 16:25~「中間テストどうする?」
- 17:00~「ウマ娘からの評価は……?」
- 17:50~「ライスを意識するタンホイザ」
- 18:27~「想像したくなかったウイニングライブ」
- 18:52~「菊花賞の話なんてしないで!!」
- 19:22~「ライスはヒールなんだよ」
- 19:58~「あなたは私のヒーローだからです」
- 21:31~「天皇賞に出てそれを証明しなさい!!」
- 22:06~「再び走る決意をするライス」
- 22:27~「特殊ED」
7話の全体的な感想
1話を通じてのライス回、最高でした。
ライスシャワー本人にこんなことを言わせるのは反則。前半からずっと泣きっぱなしでした。
もっと言うとタイトルの時点でうるっときていました。ずるいですよね本当。
前回はマックイーンがテイオーの走る理由になったように、今回はブルボンがライスの走る理由に。お互いがお互いを意識し、高めあえるのはウマ娘ならではの表現ですね。今回もまごうことなき神回でした。
史実考察・感想
秒数指定形式で感想や考察を綴っていきます。
※例によってスクリーンショット等は使用していません。分かりづらいですがご了承を。
0:00~「マックイーンの復帰戦」
このレースのモデルは93年産経大阪杯。約1年ぶりのレースでしたが、2着以下を大きく離す圧勝。
ちなみにこの時ナイスネイチャは2着、イクノディクタスは6着でした。
「文句なしのレコードタイム、2:03.3!」も史実通り。ちなみに大阪杯は例によってG2→G1に。
0:27~「なんでライスシャワーなんだよ」
ああ……。
そうだよね。ウマ娘だと本人がしっかり意識しちゃうんだよね……辛い。
2:29~「祝福の名前」
このタイトルですよ。
次回予告が発表されたときにタイトルだけでうるっときました。
2:33~「菊花賞の上がり3Fタイムは……」
マックイーンの時は重馬場だったりする。
3:38~「ライスに勝ったタンホイザ」
かわいい。
アニメの通り、タンホイザは目黒記念(G2)でライスシャワーを破っています。
ちなみに前走のダイヤモンドS(G3)から連勝で、本番の天皇賞春では3番人気に推されました。
3:48~「ウェーイ!!」
すっかり染まってしまったメジロパーマーさん( ˙꒳˙ )
ちなみにヘリオスは史実だともう引退済み。
4:11~「秋の天皇賞は逃げ切れなかったけど……」
舞台は1992年天皇賞秋。2人の前で倒れているのはおそらくトウカイテイオー。
(※史実だとテイオーはこの2頭に攪乱されています)
4:57~「黒い刺客」
「黒い刺客」というのは、ライスシャワーの当時の呼び名のひとつです。
菊花賞でミホノブルボンの三冠を阻み、天皇賞春でメジロマックイーンの3連覇を阻んだことからこう呼ばれるようになりました。
ただ、ライスシャワーの主戦ジョッキーである的場均騎手は以下のようにも述べています。
確かに僕らはミホノブルボンの三冠を阻止し、メジロマックイーンの天皇賞三連覇を阻んだ。アイドルホースたちが歴史的偉業を達成する瞬間を邪魔してばかり、そんな印象なのだろうか。しかし、競走馬と勝負師が勝ちにいっているのだ。そこには悪役も何も、ないはずである。
メジロマックイーンのときもそうだった。「関東の刺客」とか「マーク屋」とか言われるのは、決して気持ちのいいものではない。「こっちの気も知らないで……」と僕などは思ってしまう。
いつの時代にもアイドルや王者は存在します。
でも、それ以外の馬たちだって全力で勝ちに行っているのです。そこに悪役も何もないというのはまっとうな感覚に思えます。
5:20~「天皇賞は出ません……」
これは仕方ない。
5:41~「意気消沈するファンたち」
ここも辛い描写ですが史実通り。もっと言うと、史実よりも柔らかくさえなっています。
それこそ去年テイオーが成し得なかった無敗の3冠。現場の期待はとてつもなく大きなものになっていたと言います。
とはいえ個人的には「ライスを祝福しないなんて許せない」という見方も「意気消沈して当然」という見方もあまり好きではありません。
結局はその時、その立場になってみないとファン側の心境はわからないのですから。ただ、当時は大勢がライスを祝福しなかった。これは良い悪いではなく、事実なのです。
6:04~「ウオスカのガヤ」
多分完璧には合ってませんが書き起こし。
ウ「そうやって油断させて、結局レースで本気出すのが目的じゃねーの?」
ス「ウオッカならやりかねないわね」
ウ「あぁ!?オレは正々堂々と戦うから!」
ス「本当かしら?」
ウ「スカーレットこそ風邪引いたとかでごまかすなよな」
ス「ごまかさないわよ!アンタこそ出る出る詐欺してるでしょ!」
ウ「詐欺じゃねーし!!」
※これ以降は無理
ちなみにウオッカの言う「風邪引いた」は、スカーレットが熱発でオークスを回避したことへの揶揄、スカーレットの言う「出る出る詐欺」は、ウオッカがグランプリを計3回出走回避(1位に選出されながら)したことへの揶揄だと思われます。
7:08~「ところで天皇賞のことで」
ここアプローチ下手すぎて笑いました。
7:18~「前屈ができないライス」
実際のライスシャワーも身体が硬かったそうな。乗り心地は柔らかったみたいですけどね。
7:44~「しょうがないですねえ」
これは1期主人公の風格٩( ‘ω’ )و
8:05~「だめでした」
ダメだ、主人公補正が切れてる!( ˙꒳˙ )
「だめでした」の言い方めっちゃかわいい。
9:53~「ライスシャワーの名前の由来」
「小さな時からずっとキラキラしたものに憧れてた」
そうなんです。ライスシャワーの名前の由来は、結婚式のライスシャワーから来ているんです。
『この馬に関わる全ての人が幸せになるように』。それがライスに込められた想いです。
本人がこれを自覚していて、なおかつ周囲に認めてもらえないことを痛感している……
まだ前半なのに、本当にこのシーンから涙が止まりませんでした。
12:59~「菊花賞後のミホノブルボン」
ミホノブルボンは、菊花賞の後に脚を故障し、結果的にそのままターフを去っています。
「ジャパンCに向けて調整していた」、というのも史実どおりです。
ちなみに、黒沼トレーナーのモデルと思われる戸山調教師は、自身の最高傑作であるブルボンのクラシックを見届けた翌年に亡くなっています。
でも、これはウマ娘。きっとブルボンもトレーナーもまた次の夢へ向かって走りだすハズです。
13:39~「一般出勤フクキタル」
いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
14:13~「無敗二冠馬同士の会話」
これもウマ娘ならではですね。
お互いに「惜しかったね」と声を掛け合うのがエモすぎる。
15:23~「四の五の言わずに走りなさい!」
これはスパルタの風( ˙꒳˙ )
だれてる時に叱ってほしい_(:3」 ∠)_
ちなみにこの後ブルボンは普通にセグウェイに乗っていますが、公式では「機械に触れると壊してしまう」という設定があるため、感情を手に入れたとともにその設定を克服したと解釈します✨
16:25~「中間テストどうする?」
「逃げ!」
「それな!」
パーマーさん一応メジロなのに……( ˙꒳˙ )
17:00~「ウマ娘からの評価は……?」
メジロパーマー、ダイタクヘリオス、マチカネタンホイザ、イクノディクタスからは褒められているライスシャワー。
これは、関係者とファンの目線の違いを表しているのかなと思います。
いつも全力で戦っている人から見ると、ライスシャワーは「強いウマ娘」「憧れの存在」として映るんですね。
17:50~「ライスを意識するタンホイザ」
それもそのはず。作中では「これで7度目」と言っていますが、生涯では合計10回ほど一緒に走ることになります。
タンホイザも中長距離を得意としていたので、顔を合わせることが多かったんですね。
18:27~「想像したくなかったウイニングライブ」
回想で出てきてしまいました。
これペンライトが……9割方が赤色(ブルボン)で、残りは黄色(タンホイザ)……。
これはあまりに辛すぎる。
18:52~「菊花賞の話なんてしないで!!」
これをライスに言わせるのが擬人化の良さと切なさ。
もし、実際に走っている馬が全てを認識していたらこう言うだろうな、を体現してくれている。
19:22~「ライスはヒールなんだよ」
勝って祝福されるヒーローと、勝って謗られるヒール。
ヒールはいくら頑張っても、アナタたちみたいに認めてはもらえない。
だけど………
19:58~「あなたは私のヒーローだからです」
だけど、誰かにとってのヒーローにはなれる。
競馬の魅力のひとつは、自分を馬と重ね合わせて応援ができること。その馬の強さや人気なんか関係なく、走っている姿を見て自分も力と勇気を貰えること。
どんな馬でも、誰かにとってのヒーローになり得るんです。
93年、天皇賞春。
極限まで削ぎ落した身体に、鬼が宿る。
王者、メジロマックイーンの3連覇を阻んだ、漆黒のステイヤー。
ヒールか、ヒーローか。悪夢か、奇跡か。その馬の名は……
“ライスシャワー”
-THE WINNERより-
21:31~「天皇賞に出てそれを証明しなさい!!」
この台詞、93年の天皇賞(春)よりも95年の天皇賞(春)が浮かびましたね。
実は、93年天皇賞春の後ライスシャワーは、一度低迷期に入ってしまうんです。
2度も王者の大記録を打ち破ってからの低迷。「それなら何であの時……」という声も少なくなかった中で、95年の天皇賞(春)で復活を遂げることになります。
その天皇賞春での実況がこちら。
ライスシャワーが行く。マックイーンもミホノブルボンもおそらく応援しているんではないかと思います。
(中略)
さあライスシャワーが先頭だ!いやあ、やっぱりこの馬は強いのか!
(中略)
やったやったライスシャワーです!おそらくメジロマックイーンも、ミホノブルボンも喜んでいることでしょう!!
22:06~「再び走る決意をするライス」
天皇賞で優勝し、ブルボンが強かったことを再び証明する。そしていつか、またブルボンと一緒に走る。そんな想いを胸に、再び走る決意をしたライス。
テイオーとマックイーンのように、お互いがお互いの走る理由になれるというのは素敵な関係性ですね。
2期ではきっとこの2人のIFも描いてくれることでしょう。
ただ、実はこの後の天皇賞春でもヒール扱いをされるのですが、そこはどう演出するのでしょう……
流石に次は改変してでも周囲から認められるようにならないと、とも思ったりします。
もしくはライスが全く気にしなくなるか……
22:27~「特殊ED」
待望のライスシャワーソロ曲。
最後の「もう、泣かないよ」が震え声なのが……。゚(゚´ω`゚)゚。
いやあ、本当にライスシャワーをテーマに1話やってくれましたね。
個人的に元馬が大好きなので、泣かせに泣かせられました。
今週も神回を本当にありがとうございました!!!
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